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2009-10-14

第壱拾番札所:三室戸寺【行き方】

三室戸寺。
京都である。
宇治である。
JRのパンフレットはJRの駅を使ってもらわなきゃならんので、宇治駅からバスを使って行けと書かれていた。
しかし、JRからのバスは1時間に1本という、おいおい宇治って結構開けていたと思うけど?という場所にあるまじきタイムテーブル。
しかも、いい時間帯にバスがないのだ。
おいおい、困るじゃないか・・・。

まぁ、それもそのはずである。
三室戸寺から徒歩約15分の位置に、京阪の三室戸寺駅があるのだ。
そら三室戸寺に用のある人は、そっちから行くわな。
納得

って言われてもおいら達は、はいそうですか、と京阪に行く訳には行かないのだ。
JRの駅でスタンプを押してもらわねばならないからだ。
なので、行きか帰りかどちらかは必ずJR宇治駅を使わねばならない。

ほんでも…
と、地図をボンヤリと見ていたおいらは考えた。
宇治から散策しながら行くという方法はアリじゃないのか?
実際、駅からの散策マップを検索すると、あるじゃないか!三室戸寺を含んだ散策マップが!

いける!
歩いていける!

と、言う事で、JR宇治駅から歩いて三室戸寺に行く事に決定!!


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theme : 西国三十三所めぐり
genre : 旅行

2009-10-11

弐拾七所目:第参拾壱番札所 長命寺

山道を下りたせいか、けっこう足が疲れているおいら達。
ほんでも今から長命寺である。
石段808段が待っている。

近江八幡駅でスタンプをもらい、長命寺行きのバスに乗って480円、長命寺で下りる。
バス停から道に出ると、すぐ前方右手に看板が。

こりゃ間違えようがない:長命寺

間違えようがないな、これ。
右に曲がるとお土産物屋さん兼お茶屋さんがあり、そこで無料で杖を貸し出してくれている。
すでに杖のありがたさをヒシヒシと感じているおいら達は、躊躇せずお借りする。
特に今回は階段なので、下りは絶対膝にくるはずである。
杖は必需品と思うので、皆々様も借りると宜しいかと思うのである。うむ。
さて、そこから少し進むと階段が始まる。
ここで証拠写真!

証拠写真:長命寺

その横には看板が。

本堂まで808段:長命寺

すでに、右太腿の横っちょ辺りが少し痛い。
姉りんも足が痛いと言っているのだが、追い討ちを掛けるような808段・・・。

しかし、階段が長いといっても徒歩約20分とJRのパンフレットには書いてある!
って事は!20分頑張ればいいだけじゃないか!
50分頑張ってきたんだ!20分なんて50%以上OFFだ!!!←何か違うがいいのである。

気合を入れて階段を見上げる。

階段の始まり:長命寺

はて~~し~~ない~~~大~~空~~と~~~広い大地のその中で~~♪
なんて歌が、意味もなく頭の中を巡る・・・。
うわ~~~~~さすがは808段。
上が見えねぇ・・・。

それでも、である。
千里の道も一歩からである。
上るしかあるまい!!

登る:長命寺

階段はけっこう良い感じの高さと幅で上ろうと思えば、がっがっがっがっと上れちゃう。
もちろん、そう勢いで上ると太腿に来るわけだけれど、体力自慢の人ならスムーズに上れる階段である。
おお!さくさく進めるぞ!

ひたすら登る:長命寺

もちろん一気に上るのは大変なので、時々途中で休憩を入れる。
ちょっと休むと、またすぐにがっがっがっがっと進める。
おお!なんか良い感じだ!!

一番上が見えなくても登る:長命寺

でも、やっぱりしんどい。
息が上がってくるし、なにより上っても終着点が見えないよ!!!
ぜーぜーいっては休み、休んでは上りを繰り返し、ようやく山門が見えてきた。

山門到着:長命寺

は~~~着いた~~~。

やっぱり上醍醐や観音正寺の山道50~60分勝負!に比べると、階段は確かに大変だったけれども余裕であった。

振り返ると結構急な階段:長命寺

振り返ってみると、確かにスゴい階段である。
なかなかスゴい階段なのだが・・・

う~~~む、拍子抜け。

いや、これは長命さんが悪い訳ではなく、以前からチョコチョコ書いているが、おいらの靴を買った(正しくは姉りんが買ってくれた)好○山荘の店員さんが
「三十三所って言ったって、大変なのは長命さんだけで、あとはハイキング用の靴じゃなくても問題ないでしょう?」
と言った言葉のせいなのである。
姉りんなどは、過酷な山道に遭遇すると「長命だけやって言ったやないけ!」と散々悪態をついていたものである。
その!長命さんである。
その!長命さんの階段が、余裕綽々で上がれてしまったのだ。
ありゃ?三十三所中一番の難所と聞いたのだが?
いや、うすうす好○山荘の店員さんの思い違いだとはわかっているのだけれどね。

姉りんと二人、なんだか釈然としないまま、山門をくぐるのであった。

御手水:長命寺

なんで水しかない所に「火の用心」なんて貼っているんだろう、などというシンプルな疑問はさておいて、手と口を漱ぎ参拝へ。
階段正面には証拠写真にうってつけ!というか、いっそ記念写真にうってつけな石柱が。

階段正面石標:長命寺

長命寺は階段から上がってくると、ドン突きが本堂である。

左側の階段から上がって、本堂の左側から入らねばならない。
高い位置に本堂があるのだ。
ここはドン突きだが左右に道があり、左が本堂への階段、右が三重塔への階段となっている。

右手に見えますのが三重塔でございます:長命寺

ちょっと三重塔に心を惹かれつつも、おいら達はご朱印所を目指すので、左へと進むのであった。

階段を上がると、すぐに本堂の左手から入れるようになっている。

本堂:長命寺

なんか正面っぽいが、ご本尊の向きから考えると左側と考えて良いんじゃないかなぁとか思うのだが・・・。
記憶違いだろうか・・・。
まぁいいか。←いいのか?!

さて、本堂への階段を上がってすぐ正面がご朱印所である。
四ヵ所四人体制、じーちゃんばっかりのカレメン(枯男)好きには堪らないスポット!←おい
壁際の机にドライヤーが2つ、外向きにも机はあるけれど、そっちにはドライヤーは見当たらなかった。
いつも通り1000円(ご朱印帳・お軸・カラー御影)で、いっちょアガリ。

そこからご朱印所の右側を通って本堂前へ。
柱や梁など、朱赤が色褪せて渋い赤茶になっていていい感じである。
やっぱさ~~~日本人だもの、侘び寂びって~か、風情ある感じが良いなぁなんて思うのさ

思いながら本堂前へ行くと

うわ!提燈デカ!!!!

そうなのである、本堂正面には、紅白の提燈が風に揺れて、いや・・・いいんだけど・・・その、形っていうか大きさっていうか・・・妙に俗っぽくて・・・

これはこれでアリだな!!!←さっき行っていた事と矛盾しないか???

良く見れば、あれだ。
柱は色褪せたとはいえ朱赤、壁は白。
もうね、最初っからお目出度紅白度高し!!!じゃない?
そしたらね~、この提燈はアリと思えなくもないじゃない。
てか、いっそいい感じに見えてきたぞ!

なんかも~~~ごめん!楽しくなってきたよ!!!

この正面、五色の結縁の紐が2本垂れていて、そらもう御約束の如くニギニギしながら、まずは外陣よりお参り。

それから、さぁ!って感じで内陣へ。
右側から入らせていただくのだが、ここで女性が二名、靴用のビニールを渡してくれる。
ついでに杖を預かってもらった。
靴は自分で持ってはいるけど、杖は流石に中では危ないからね。うん。

靴を脱いで拝観受付へ。
人の良さそうなおじさんが2人、座っていた。
はいはい、拝観料は・・・

うっそ!!!!1000円???!!!

た・・・高い・・・。
けど、内陣は広そうだし、見ごたえありそうだぞ?
内陣裏も見れるようだし・・・そう考えたら悪くないか???

いやでも、JRのパンフレットによると秘仏で直接拝観はできないって・・・
本堂の拝所から厨子に向かって拝む事ができるぐらいって・・・

と、心は揺れたのだが、まぁでも入山料は無料だったし、長谷寺みたいに拝観させていただいたら、非常に満足したってこともあるし、ご縁だからね、と中に入る。

あ!なんか狭いようで広い、ちょうど良い感じって感じる空間だなぁ。

拝所には椅子と畳があって、膝の悪い人などは椅子に座ってゆっくりと厨子を拝観する事ができる。
あ、いいなぁ、この心配り。
ここからだと、全体を見ることが出来る。
大きく分けて、左・中央・右パートに分かれて見える。

左:千手観音の厨子の後ろに十一面観音菩薩、その左に毘沙門天
中央:左から聖観音菩薩・千手観音菩薩・十一面観音菩薩の揃い踏み
右:千手観音菩薩のお前立ちの後ろに地蔵菩薩、その右に不動明王
う~~ん、見ごたえ有、壮観である。
座って拝観してたら、僧侶の方が説明をしてくれた。
厨子の中にいる聖観音菩薩像は鎌倉時代の物、千手観音菩薩像と十一面観音菩薩像が平安時代の物とか。
また千手観音菩薩像の衣の切り金模様がとても精密で美しく、必見!だとか。
ビニールくれたり、拝観受付をしてくれている人達はボランティアの方達だとか。
さらに、なんと!これから厨子左手に回って、ボランティアのじ~ちゃん達からお守りをもらえるだけでなく、お守りをもらったら厨子の中をばっきりアリーナで拝観できるのだとか!!!
えええ?!
JRのパンフレットでは、ここからの拝観だけみたいなことが書かれていたよぉ!?

いや!!!こういう事なら、1000円、惜しくないっす!!!
←現金

そう言われて、その時説明を聞いていた人達がゾロゾロとアリーナ通路へと向かっていく。
姉りんとおいらは、ちょっとその人達が空くまで、その場で待っていることにした。
その時、ふとおいら達が座っている場所の右上の壁に丸い形の物が3つ掛かっていることに気がついた。

ん~~~これって・・・

すいません、これって掛け仏ですよね?
「ああ、そうですね、掛け仏ですね」
普通、掛け仏って秘仏のお前立ち代わりとして外陣に掛かっている事が多いと思うんですが、これって内陣の、しかも側方向きの壁に掛かっているって、珍しいですねぇ。
「そうですねぇ、我々もなんでココにかかっているか、よくわかってないんですよ。」
・・・・・・・・・そっすか。珍しいですなぁ・・・。色んな意味で。はい。

ってことで、内陣に入った方は、掛け仏にもちと注目ね♪

さらに姉りんが聞いてきた話。
姉りんが、次のご開帳はいつになるか分からないんですよね?と聞いたところ
「わからないですねぇ。今回も依頼があったものの、ご開帳するかどうか皆で話し合ったんですよ。そしたらね、どうもこれは観音様の方から開けてくれと言って来ているんじゃないかって。観音様が開けろと言われているなら、開けねばならない。こういう時代ですから、不安に苦しんでいる人々と対面したいと言われるのなら、開けようじゃないかって。ですから、次のご開帳は、また観音様が『開けよ』と言われたら開けるのだと思いますよ。そういう訳で、いつとは言えません。観音様次第です。」
・・・・・・・・・・なんかすごいこと聞いたなぁ・・・
長命寺、千手観音様のご意向に沿ってのご開帳だったのか・・・。
だから、JRのパンフレットじゃ、内陣拝所から厨子を拝むだけって書かれていたのが、もっと近くで直接拝観できるようになったのか・・・。
観音様が、対面したいと言ったから・・・。
なんかすごいねぇ・・・って陳腐な言葉しか出てこないんだけど。
てか!千手観音様!もう、この話だけで好感度ドドドドド!アップ!
じっくり気合入れて対面させていただきまっす!!!←止めとけ、迷惑だ。

さて、少し人の波が引いたので、お守りを頂いて、気合入れて、アリーナ通路へ。
『御開帳記念』と書かれた袋に入ったお守りを渡してくれたボランティアのおじいさんが、ニコニコして「ようお参り下さいました」と言ってくれたのが、なんだかとっても嬉しかったり。
嬉しそうにお寺の御手伝いをしているって、お寺と檀家さん達が良い関係なんだろうなとか思って。
というか、もらえると思っていなかったお守りがもらえたのが嬉しかったのか?
物をくれる人は皆良い人という観念がどこかに根付いている模様。
育ちがわかるというものだぜ。

で、よくよく拝観受付でもらった袋の中を見ると、お寺のリーフレット以外にハガキも入っていた。
なので、お寺のリーフレット以外で拝観料に含まれているものはコレだ!

参拝記念は盛りだくさん:長命寺

これだけつけてくれるなら、1000円やむなし!って感じだよねぇ!!


さても、厨子の前に来ると目線より高い位置にあるせいも手伝って、三体ともぼうっと厨子の中で浮かび上がっているように見える。
ああ、なんて幻想的なの☆って思うようにしてみるが、正直、左右の聖観音様と十一面観音様は、ちょいと見えにくいぐらいだったり。
一番良く見えるのは、やっぱり中央の超ご本尊、千手観音様である。
ありがとうございます、ここまでバッチリ見せていただけるのも、偏にあなた様のおかげでございまする m(_ _)m

気合入れて拝見すると、千手観音様は細くてしなやかな手と綺麗なお顔を持っていた。
美人で気立ても良いなんて・・・(羨
僧侶の方が言っていた衣の切り金も、そらもう!な美しさ!
衣の下の金がレースの様に繊細な彫りの下から透けて見えて、すんごい綺麗である。
必見!とは確かに!!って気分。
右側に立つ十一面観音様は、ずっしりと威厳のある佇まい。
この方の衣も切り金になっていて、とても綺麗である。
左側に立つ聖観音様は、ちょっと良く見えない。
なんとかキンキラの冠と光背が見えるぐらいである。
でも、他の2体より少し小さめで、なんとなくキュートな印象があった。

さて、内陣右手に立つ御前立ちは、お前立ちだけあって、ご本尊の千手観音様によく似ている。
厨子に入らなくていいからか、ご本尊よりも大きかったりする。
実はコレ、おいらから僧侶の方に聞いたのだ、あれって御前立ちですよねぇ、って。
だって、余りにも似ていたからさ。
そしたら、普段は厨子が閉まっているから、御前立ちの千手観音様は厨子の前、中央に立っておられるんだとか。
でもって、ご開帳の時には、そこにいちゃ困るからってんで、右に移動してもらうんだって。
だけどホント、一目で御前立ちってわかるぐらいなので、ご開帳以外で来た方も御前立ちをちょっと小さくしたらご本尊ってイメージしてOKですぞ。
あ、でも、強いて言えば、御前立ちの方が、ちょっとふっくらしているぞな。
ま、おいら的感想ですが。ふふふ。

さても、アリーナ通路は厨子の左側から右側に抜けるようになっている。
そして右側に抜けた後は、内陣右の壁に添って、ぐるりと裏まで回れるようになっているのだ。
おお!見所満載!
もっかい言うけど

1000円惜しくないっす!!!

右手壁面最初は、綺麗な厨子の中に入った、これまたキンキラの地蔵菩薩様である。
お地蔵様って、結構侘び寂び系の方が多いのだけれど、この方は、そらもう!って感じのスタイルもいいイケメンである。
思わず、座って厨子の中まで覗いちゃったぐらいだ。←止めなさい!

そのお隣もお地蔵様。
こちらは彩色された厨子。
ふっくらしていて、う~~ん誰かに似ているなぁって思ったら、遠山の金さんをやっていた時の中村梅之介っぽかった。
え?知らない?う~~~ん、もう再放送もされないかなぁ・・・。

次は荒神様。
これも彩色された厨子の中。綺麗に色が残っていて、華やかである。
荒神様だからさ、もちろん怖い顔をしているんだけど、なんでか、おいらには悲しそうにも見えた。
どうしたんだろうね、荒神様・・・。

阿弥陀如来×2があって、七観音。これって三十三所の中からの選抜なのかなぁ???
厨子に入っていて、キラキラしていた。
というか、キラキラか彩色か、結構派手系が多いなぁ、長命寺!
さらに釈迦如来があって、驚いたのは役行者!
普通さ、役行者ってガリガリの爺さんだったりしない??
肋骨浮いてホネホネロックで、ヤギ髭だったりしない?
ここの役行者は、厨子に入っていて、男前なのだよ!!
実にイケメン!格好いいのだ!
やはり、どこか派手だぜ、長命寺!!
内陣に、イケメンをやたらと隠していたのか!!!←いや、隠してないし。

ここで内陣裏手に回る。
裏手の壁面には、まず大きな掛け軸が。
昔の絵解きに使われたような長命寺観光案内掛け軸である。
綺麗な状態で残っていて、当時の風俗がよくわかるように詳細に描き込まれてある。
これ、結構見ていて飽きない。
しかも、ボランティアのじーちゃんが説明してくれているので、よくわかる。

掛け軸の壁の反対側、ご本尊のある場所の裏手には、長いケースが置いてあり、硯や独鈷など色々な仏教グッズが飾られてある。
その向こうには仏像オンパレードである。
おいらのお気に入りは、毘沙門天・弁才天・大黒天の三神合体セット。
戦闘神最強タッグである。
小さいけれど、どれも強そうだ!いえ~~い!←浮かれている
弁才天の頭の上には、コレが乗ってなきゃ戦闘神にならないよ!ってお約束で宇賀神がちゃんといた。
目が強くて怖いよ~~!しかも弁才天だけ、他の二体より体大きいし。
最終的には女が一番怖いって話なのだろうか・・・。
およよよよよ~~~。
その他、持国天、阿弥陀、大日如来、文殊菩薩、何でもござれな内陣裏であった。
金箔が綺麗な仏像が多く、さらには美人でスリムでスタイルがよい!
全く、ひっそりと派手好きだなぁ、長命寺。
美人ばっか集めちゃって~~~☆←まだ言うか!

そのお堂の裏手から、外へ。
外ではボランティアのおばーちゃんが靴を入れていた袋を回収してくれた。
ほんでも、表のおばちゃん達に杖を預けていたので、内陣入り口に戻って杖をもらう。
観音正寺のように盗られる事がないだけでも、姉りんは嬉しそうであった。
今度は盗られちゃダメだぞ!階段の下りは、本当に杖なしだとヤバいんだから!!!

さて、杖も手に戻った事だし、本堂を後にする。
本堂の左隣は三仏堂である。

本堂左手:長命寺

釈迦・阿弥陀・薬師三尊を祀っているお堂だとか。
だから、三仏堂。
そのまんまや。
しかしこの如来様方、光背のみ金の青銅仕立て。
しぶいねぇ!いいねぇ!
そんでも、やっぱりスリムなのは何故なのだろう。
羨ましい・・・・
というか如来形って、結構ふっくらしている方だと思うんだけどなぁ、普通。

さらに左隣は護法権現社。

神社:長命寺

なんか、スカスカすっきりしたお社だなぁって思っていたら、見ていたのは拝殿だった・・・。
おほほのほ。
実際のお社は、そこ後ろじゃないか・・・。

ああ、しかし、今日はまた本当にいい天気だ。

やっぱり良い天気:長命寺

鬼瓦も心なしか笑っているように見え・・・なくはないか・・・ダメか?
あ~~こんなに天気だと・・・うなじが焼けるよ・・・。
山道登る時なんかは首タオルしているんだけど、流石に人の多い所で首タオルは乙女として、どうかと思うしなぁ・・・。
いや、余談ですが。

権現社から階段を上がると鐘楼である。

鐘撞堂:長命寺

ちょっと離れて見ていると風情があって、非常に好みな鐘楼である。
鐘撞き自由みたいで、時々撞いている人がいた。
が、
おいらは撞くよりも、中を見る方が好きだ。←覗き趣味ではないのだが・・・。

鐘撞堂内部:長命寺

中には階段があって、2階のバルコニーみたいな所から、足場が狭いのもものともせずに鐘を撞くようである。
中まで朱赤が眩しいよ!
やっぱり、長命寺!派手好きだな!!!←どうしても主張したいらしい・・・。

鐘撞き堂の向こうは、如法行堂。

とりあえず集めましたって感じ:長命寺

一見何のお堂の事やらわからなかったけど、要は

とりとめなく祀られていますわ:長命寺

まぁ、三体とりとめもなく入れてみました、って感じですな。
戦勝に文殊って、なんか思いっきり体育会系と文科系混ぜてませんか?って感じじゃない??
いや、いいんだけどさ。おいらは。

そこから、ふと山手を見ると、大きな岩が見えた。

修多羅岩:長命寺

修多羅岩というようだ。
縁起によると、300歳まで生きた武内宿彌が、この岩にいるんだそうだ。
ご神体なんだそうだ。
聖徳太子が見たっていうんだよ、ここから武内宿彌が出てくるのを!
・・・・・・うん、でかい岩だったよ。

さらに進むと、見晴らしのいいお社の前に出た。

太郎坊神社から見た琵琶湖:長命寺

うお~~~琵琶湖。
綺麗だな~~~。
と振り返ると、ぐわ!またでっかい岩!!

太郎坊神社:長命寺

太郎坊大権現社である。
太郎坊・・・って?と思ったら、魔除けの天狗さんらしい。

太郎坊神社表札:長命寺

賽銭箱が表札みたいになっているよ・・・。
ここでお賽銭を入れて、ご挨拶してから階段を上る。
さっきのでかい岩の間を抜けて、本殿に行く訳ね。
ココから見る風景も、さらに高い所に来たので、見晴らしがいいったら♪

と、太郎坊大権現社、どうした?庇の所が一部抜けているのだ。
中は真っ暗で見えないけれど、何故ココだけ抜けているんだろう・・・と、フラッシュをたいて庇を撮ってみた。
その画像が
これだ!!

重ねて別に覗き趣味はないのですが:長命寺


普通に板。
なんにもなかったっす。
というか、なんでもなかったっす・・・。

おいらのどうでもいい好奇心も満足したので、さっき来た道とは別の道をたどって本堂まで戻る。
本堂から、さっき行かなかった三重塔の方向を見ると、閼伽井堂の屋根に可愛い鯱を見つけてしまった。

阿吽の鯱:長命寺

ちゃんと阿吽になっているよ~~。
口開けている方の唇がたまらなくキュートである。ははははは。

さて、三重塔の方向には他に護摩堂がある。

護摩堂:長命寺

どっしりとしていて・・・やっぱ朱赤・・・。
いや説明文には『軽やかな姿』って書かれていたけどさ・・・。
重要文化財だそうだ。

そんでから、行きしなにチラリと見た三重塔の説明も読む。
それぞれに説明文がついているから、非常に判りやすい。
大日如来様がご本尊で、四天王が守っているそうだ・・・。
見たいなぁ・・・。
でも、結構一杯一杯使って須弥壇作っているそうだから、中に入ってみるとか無理そうなんじゃないかなぁ・・・とか思ったり。
どこか一面だけでも、何かの折に扉が開いたら嬉しいのにね。
あ、それは大日如来が「開けろ~!」言うてくれるのを待たないといかんのかな?
ううむ、なかなか時間がかかりそうだ・・・。

では気合入れて階段を下る。

途中で駐車場があるのだが、そこでこんな石碑を見つけた。

駐車場の亀:長命寺

いや、単純に長命寺の石碑でしょ?って言われたらそうなんだけど、この亀さんの顔はどうよ?

・・・そんなに重いんだ・・・:長命寺

絶対、この石碑が重いねんて!!!
長寿のシンボルとして石碑を背負わされたはいいけれど、長年背負ってるとな~~ご~~~っつ重いねん!!!って感じである。
しかし、いっそそのパワーに敬服するぜ。
健康長寿の寺!
こんな所で踏ん張ってるマスコットがいるとは気付かなかった。

ほんじゃあ、おいら達も負けずに踏ん張りますか!って事で、階段をさらに降りるおいら達であった。
さらに、しばし興味の赴くまま横道に逸れたりしてみたりして、もういい加減にしようや~~と言っている脚に鞭打ち探検する。
そんでも、ちゃんと最後は元の場所に戻ってきたんだから、全て良しって事で!
もちろん、杖をお借りしたお茶屋さんに寄って、杖を返しましたぞ。

いやぁ、結構頑張ってるじゃん、おいら達の脚ってばさ!!!エッへン!!

(滋賀県近江八幡市長命寺町157)



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2009-10-11

弐拾六所目:第参拾弐番札所 観音正寺

またもや天気が良い。
おっそろしく良い。
秋の風は冷たいのだが、ピカピカの秋晴れである。
さすが体育の日周辺。
1年で一番晴れの日が多い時期だけはある。

で、またもや姉りんが時間前に駅にいた。
前回の不安再びである。
姉りんは少々遅刻癖があったので(姉りんの名誉のために言っておくが、電車の時間に間に合わなかったのは1回だけである)少し早めに待ち合わせをするのだ。
だもんで、その電車の時間に合わせるには少々早い待ち合わせ時間の、さらに前に姉りんが待ち合わせ場所に立っているというのは・・・

またおいら、なんか忘れちゃいましたか・・・?

と不安に思いつつ、姉りんを見やると、姉りんのリュックからにょっきり突き出ているお軸が見えた。
おいらのズタ袋鞄からは・・・

何も突き出ていない・・・


!!!!!!!!!!!!!

ノ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!


おいらは一言「お軸!!」と言い残し、姉りんに鞄を押し付けてダッシュで走った。
今回は、バスの時間ギリギリの電車よりも余裕を持とうと1本前の電車に乗る予定だったので、万が一コレを逃しても予定通りのバスに乗ることができるのだが・・・
姉りんの「次のでもいいからな~~」という声も背中に受けたのだが・・・

だが・・・

電車の時間の3分前には戻ってこれたよ・・・。
自分で言うのもなんだが、恐ろしく速かったよ・・・。
しかし、久々に全力疾走したもんだから、持久力のなさに驚いたね。
行きしは速かったのだけれど、戻りは時間見て大丈夫そうだったから、途中歩いちゃったもん、あんまりにもしんどくて。
以前からこれぐらいしか持たなかったのかなぁ…。

さておき、無事お軸も揃った所で、電車に乗り込む。
JR能登川駅で降りて、改札でスタンプを押してもらう。
ドンドン埋まっていく状況に、最近は段々と感慨深くなってきた。
来年の3月には結願しちゃうんだなぁ・・・。

駅の表示にしたがってバス乗り場へ行き、八日市駅行きに乗る。
観音寺口のバス停で下車するが、そこからどっちに行ったらいいのか一瞬固まるおいら達。
と・・・とりあえず山の方に向かえばいいはずだから、バスの進行方向に向かって右手に進むべし!と道路を渡ると、反対方向のバス停の横に…

逆方向から来る人にしかわかりません!:観音正寺

いや!そっち側についていたら、道路向こうの人見えへんやないの!!!

しかも文字、めっちゃ薄くなっているし…。
でもまぁ、こっちであっているようなので、矢印の示す方向へと進む。
ずんずん進んでいくと、目の前に

え?神社に入るの?:観音正寺

うわ!デカい神社!!

もんのすごく立派で、もんのすごく格好いい神社である。
なんか全体的に背が高くて広い!って印象があるんだけ・・・めちゃくちゃ広いわけじゃないのにね。

で、この神社に入ればいいわけ?と躊躇していたら、鳥居の左手に

神社の・・・どこから?:観音正寺

・・・・・・・・・・・・入って、上に上がれと?

また無茶な矢印だ・・・。
多分ホントの所は、神社を通り抜けると登る階段があるって話なんだろうと思いながら、境内に入っていく。

それにしても良い天気:観音正寺

あ~~~いい天気だ。(のんびり)
この神社の空間、ものすごく広いよ。
いや物理的にものすごく広いわけじゃないと思うけど、そこそこの広さだとは思うけど、でも広いよ~~~。(ぼえ~~ん)

う~~わ~~~~気持ちいいねぇ、と姉りんと歩いていると、先ほど見たような立て札が目の端を掠めた。

うぉい!!!まさか!!!

ここ?!:観音正寺

そう、まさか。
神社の山道の脇に突如として現れる脇道!
そう!それが観音正寺への裏参道!!!
てか、山道。

丁度立て札の所に杖が2本あったので、ありがたくお借りすることにする。
上醍醐から杖の有り難味がめちゃくちゃわかったおいら達は、杖を見たら借りることにしているのだ。
以前は『杖なんて年寄りの持つものよね~~』って思っていたけど、最近では、その頃のおいら達にローリングソバットを喰らわせたいような気分である。
どんだけありがたいか!
特に下りに威力を発揮する杖である!
約50分の山道の上りは、そのまま帰り道の下りになるのだ。
上りが急でしんどければしんどいほど、帰りの下りは膝にくるのだ!!!(力説)
ってことで、おいら達双子は皆様にも杖の使用を心よりお勧めするのであった。
うむ。

杖をつきながら、こっちで合ってるんだよね、と登っていくと・・・

まさに横道にそれる:観音正寺

急な階段の上に立て札が!
うむ、やはりココだ!
合ってる合ってる!!

しかし急な山道である・・・。
以前の上醍醐といい、ここといい、本当に難所は長命さんだけなのか?とおいらの靴を買った好○山荘の店員さんに聞きに戻りたくなる傾斜である。

第一山人発見!:観音正寺

そんな山道で第一山人発見!
良く見てくれたまえ!画像の一番上に、小さく人が写っているのだ!
おばさんが腰に携帯の蚊取り線香の丸い入れ物を吊り下げて、片手に火バサミを持って彷徨っているではないか!
ん~~~なにをしてはるんだろう、などと思いながら挨拶して通り過ぎる。

足元に

栗拾いかぁ・・・:観音正寺

栗拾いしたはるんや~~~!

イガの中は見事なまでに何も入っていなかったっす。
んん~~~おばちゃん、プロだね。(グッジョブ!)

その後も、ずいずい進んでいくと標識が出てきた。

1.5kmですか・・・:観音正寺

ん~~後約1.5kmか~~。
この傾斜で1.5kmか~~~。
徒歩約50分の重みを噛みしめるおいら達であった。

てか、上醍醐で全然懲りてないんだよね。全く。

しかし、ずっと広い階段状の道が続いた上醍醐とは違いこちらはどんどん山道の様相を呈してくる。
いや、さっきの状態でも充分山道なんだけど

参道は山道:観音正寺

草がね・・・
なんかね・・・


参道は山道?:観音正寺


途中からね・・・
道がね・・・
見えなくてね・・・


いや、獣道?:観音正寺


というかすでに山道じゃなくて獣道の様相をね・・・
なのに傾斜はゴッツきつくてね・・・

おいらが前を歩いて、ガッサガッサと草を掻き分ける。
その後ろを姉りんが歩く。
今日もまた段々毒吐くのかなぁと思っていたが、どうやらゴールが十三丁とわかったので、上醍醐のような果てを知らずに上がっていく精神的苦痛があまりないせいか、問題発言なく歩いていた。

そんな中、おいらは『三丁』の道標を見つけたので、姉りんに
姉りん!三丁やで!三丁まで来たで!
と声をかけた

お前が『さんちょう』言うから、もう『山頂』かと思ったやんけ!!『三丁』やったら全然やんけ!後十丁あるやんか!

怒られた…。

徒歩約50分の道程で、どう考えてもまだ10分も歩いとらんだろうが!!!!

というか!!
蜘蛛の嫌いな姉りんのために、この獣道を先にたって歩いているんですが!!
(蜘蛛の巣があったら警告し、蜘蛛の巣トラップが獣道上にあれば除去するのがおいらの仕事さ…)
時々わざと蜘蛛がいるぞ~~と声高に言って脅かしてみたりもするんだけれどな。ま、それはそれということで・・・

まぁ、確かにおいらが先に歩いているから、何か見えたならおいらが先に気付くんだけど・・・
確かにおいらは目が良いけれど、それでも50分の行程の10分も歩いていないうちから頂上が見えるほど特異ではないよ…。
というか、それじゃあ、見えているべきものが見えてなさそうだ・・・
特に足元とか…

さておき、先を進むと、突如片手を拝むように挙げているように見える岩を発見!

ビリケン岩:観音正寺

画像になると分かりにくいのだが、手前にある先のとがった部分が、拝むような手の形に見えるのである。
で、この岩、顔がビリケンさんぽかったので、勝手に『ビリケン岩』と命名してみた。
いや、どうでもいいことだけど。

ビリケン岩を過ぎても、相変わらず獣道は続く・・・。

間違いなく獣道!:観音正寺

ひたすら草を掻き分け登るおいら達。
というか
主に掻き分けるのはおいら。
傾斜がキツイ上に階段は石だったり木だったりして足元が悪い。
結構、脚にくる。
それでも、いい感じのペースで登ってきたと思う。

ようやく駐車場までもうすぐだよ~という道標が出てきた。

もうすぐ駐車場らしい:観音正寺

だいたい十丁のあたりで、駐車場に出た。
駐車場からは、比較的平らな道で、ここからの三丁は非常に楽に歩く事ができた。
なんだ、大変なのって十丁だけだったのか。←喉元過ぎたら…
いやいやホントにね、思っていたよりは獣道だったけど、思っていたほどではなかったよ。
うん、イケてるよ、おいら達。

この駐車場から観音正寺までの道には、木の立て札が立っていて、墨の手書きで色々な言葉が書かれていた。
番号が『31』から始まって、観音正寺の手前で『1』で終わる。
書かれているのは、そう言われたらそうなんだけど、なかなか日常思い出さないような言葉で、こういう時にそういう言葉を歩きながら読むと素直に聞けるよなぁとか思った。
(ちなみに表参道には石にその言葉が刻まれた物が立っているようだ。)

ついでに駐車場から観音正寺までの間には、こんな岩もあった。


ねずみ石?:観音正寺


・・・ねずみ??
おいらタヌキに見えるけど・・・。
ほら、大きなお腹のタヌキに・・・。
・・・・・・・・・・・・・・感性の違いってヤツだな。うん。

さらに途中で奥の院に行く道もあったが、これは帰りにとっておくことにして、先を急ぐ。

なんとなく道の先に、門前らしき少し開けた空間が見えてきた。
おお!ついたか?

思っていたおいら達の右手に『厠』が。
ん~~~今から入るから先行っておくか?と見やると・・・

厠前の犬・・・:観音正寺

犬?
おそらく幾多の拝観客に声をかけられまくっているのだろう、周りがいくら騒ごうが、声をかけてこようが悠然とあくびなどしてゴロゴロしている。
しかし、なんだね。
いいのかね、トイレの横に犬って。
犬の嗅覚って人間よりもン千倍も鋭いと聞いたのだけれど・・・

おいらだったら嫌だなぁ、なんて思ってみたりしたものだ。

さても、厠である。
だもんで

仏像入り厠:観音正寺

烏蒭沙摩明王殿であった。
きちんと仏像も格子戸の中に納められている。
これが新しくて綺麗な仏様だったりするのだ。
さらに男女の表示が

悪い人が入るとどうなるというのだろう・・・:観音正寺

もちろん男性は『善男子』
なんとなく、悪い人は入っちゃいけませんか?と聞きたくなる表示である。

まぁお寺らしくていいなぁなんて思うのである。

さて、この厠の角を曲がると鐘撞堂があった。

トイレの向こうに鐘撞堂:観音正寺

五色の紐も色あせて、年期の入った可愛い鐘撞堂に、さらに子供達が鐘を撞きに上がったりしていたので、さらに可愛さ爆発である。
おばあちゃんが下から「そっと撞くんやで。強したらアカンで」なんて言っているのだ。
ああ、おばあちゃんまで可愛い!!

と、鐘の音だけではなく、結構な音量で聞こえてくる物がある!!!
それは
読経

本堂であげているのかテープなのかわからないけれど、スピーカーから絶えず流れてくる読経。
ううむ、いきなり仏教のテーマパークに来たようだ。
何しろ入り口が

門なし境内:観音正寺

テーマパーク度高し!!!!
門がなく、どかん!とお仁王様が睨みを効かせているのだ。
門がないせいで見通しが良く、実にワクワク感をあおるではないか!?

しかしおいらが引き寄せられたのは、金撞き堂の御向かいにあった水神様。

鐘の向かいは水神様:観音正寺

このお社の前に立ったら、水の匂いがしたよ。
不思議不思議。
だって、水なんて見えなかったんだもん。
この中に水が湛えられているのかなぁ、なんて。
とりあえず、水神様のお姿は非常に美人でございましたとも。
素手で竜をむぎゅ!って掴んだはったけどな。うん。

その水神様の横から見た風景。

登った~~!って感じ?:観音正寺

登った~~~~って気分をいやがおうにでも盛り上げてくれる見晴らしである。
うむ、だって登ったもん、いや、マジで。

その水神様から左手を見やれば、表参道からの階段があった。

振り返れば表参道:観音正寺

本来ならこっちから登ってくるものだと思うんだけど、これだと最寄の所まではタクシーを使わなきゃならないって情報だったから、公共交通で来れる裏参道(というか山道)を使ったのだ。
う~~む、見た感じ、わざわざこっちから帰らなくてもいいかなぁ、とか思ったり。
てか、借りた杖も返さないといけないしね。
ちなみに、裏参道の駐車場からこっちに点在した、お言葉立て札は、表参道では石柱に彫られていた。
流石は表である。
裏は手書きの板書だったもんなぁ。
いや、おいらは味があるのでそっちの方が好きだけれどさ。うん。

仁王様の間を通ってすぐ左手に

石臼?:観音正寺

なんじゃこりゃ??
石臼から水が出ている・・・ように見えるのだが・・・
なんなんだろう?って正体不明のまま、でも結構個性的で好きだなぁとご挨拶。
石臼だよ、石臼!←いやだから?

で、その御隣が池に囲まれた

弁才天:観音正寺

弁財天様である。
頭(屋根)が大きくてスリムなボディが可愛いお社。
木陰にたたずむ感じもキュートで微笑ましい♪
もちろん嬉々とご挨拶☆

その御向かいにはキノコ?!

北向地蔵:観音正寺

違うって・・・
北向地蔵様である。
以前、一言地蔵様が成相寺にあったけれど、名前は違えど一言で思いの丈をぶつけてくれ!!!という所が同じ、熱いお地蔵様である。
もちろんぶつけてみましたとも!!!

で、後ろを向くと休憩所&ギャラリー(なぜか)が。

休憩所兼画廊:観音正寺

見事な唐屋根なのだけれど、誰かの絵画展をやっていた。
・・・・・・・・・いや、見に行きませんでしたが。はい。

北向地蔵様の御隣には・・・

茶畑:観音正寺

ん?茶畑??
なんで茶畑がこんな小ささで、しかもこんな囲いの中にチマっとあるわけ??
と思ったら、御本尊への献茶用なんだとか。
そら囲むわって感じで。
なんとなく近くに寄ってわざわざお茶の木を見るのもなぁと思っていたら、説明文が書かれている立て札の横に、青竹がひょーんと立っている。
なんだろう?ちょっと不自然ね、と思ってみたら

結縁柱:観音正寺

なんと!
表参道の駐車場まで結縁紐を経由する竹だったのだ!!!
上を見ると

空飛ぶ結縁紐:観音正寺

ホンマや!紐が通ってるやん!!
さらに本堂の方へ目をやると

マジで本堂から続いてる・・・:観音正寺

うわ!マジで本堂から延びてる!
う~~~わ~~~~すごいなぁ。
確かにココまで登ってくるの大変やもんなぁ。
いや、裏の山道の方が多分表参道よりもきついと思うけど、表参道もきついんやろうなぁ、こういうのがあるってことは。
でも裏参道の駐車場には延びてなかったよなぁ、結縁紐・・・。
やはり、正面玄関から来る客が上客ってことよね。←ちょっと違う。

気を取り直して、茶畑の隣にある濡佛様にご挨拶。

濡れ仏:観音正寺

なんで濡佛なのかよくわからないけど、釈迦如来様ですな。うん。

で、その御向かいが御手水・・・

御手水=観音水:観音正寺

・・・・・・・・観音水
水質検査の紙が貼ってあったので、読みもせずに貼ってあるという事は飲めるのだろうと飲んでみた。
大雨の後の醍醐水よりも美味しいと思った・・・
そうか~~~山の上だから水の供給がなくて本堂の消火活動が出来なかったのか~~などと、悲しい話もここに書かれていた。
燃える本堂を見て、何もできなかった時は悔しかっただろうなぁって思う。
一生懸命頑張って結果的に燃えちゃったのと、どうしようもなくてただ見ているうちに燃えちゃったのは、やっぱり気持ちが違うと思うから。
なんか、切なくなっちゃった観音水であった。

濡佛様の御隣は・・・

ご神体は木:観音正寺

ご神体が木のご様子。
おいら、ちょっとアミニズム好きだから、こういうの見ると嬉しい。
立派な木など見ると触りたくなっちゃうんだけど、この木はご神体だから触っちゃダメ、と。
てか、昔はこういう感じにさ、神様も仏様も一緒になって見守ってくれていたんだよね~と、ちょっとのんびりした気分になるおいらであった。

さらにその御向かいが・・・納経所だ!!
ということで、姉りんといそいそと納経所へ。
納経所は護摩堂をそのまま使っているので、仏像も配置されていて、撮影不可の貼紙が貼られていた。

で、これはその手前にあるお軸を乾かすための場所。

これは助かるね!:観音正寺

これね~~~人数多い時は助かるだろうなぁ。
もちろん納経所の右側にも乾かすための大き目の机はあるんだけど、3人並べばぎゅうぎゅうだもん。

納経所=護摩堂の左手には、お軸を乾かす小屋の向こうに隠れて見えにくくなっているけれど、太子堂が。
小さな鐘が横についていて可愛い♪

納経所は四箇所二人体制だったけれど、列が長くなったせいか、それとも団体さんの一仕事終えたせいか、途中から一人参戦、三人体制に。
待っている間、護摩堂の中を観察していたら、表に『繖峯修験根本道場』の札が!!!
う~~~わ~~~~修験だ修験だ~~~!
奥の院が足元険しそうだったけど、それってやっぱり修験道場の一部だからなのねん。
裏山道もそういうことなの?!
おいら達、ちょっとは頑張った?←何を?
とか、いっぺんに色々考えてしまったよ。
いや、あの山道は走れんけど、おいら、絶対・・・。

さらに護摩堂の奥を見ると、左にキラキラ輝く千手観音立像、中央に木造の不動明王像、右に新しい木造の十一面千手観音座像があった。
その他にも四天王らしき像や別の不動明王像なんかもあって結構な大所帯である。
護摩堂って不動明王か五大明王がいるもんだと思っていたから、観音様が左右にいるのがなんだか不思議だったなぁ。うん。そういうものなのか??

さぁ!ご朱印もカラー御影ももらったぞ!
次はいよいよ本堂だ!!!

本堂前:観音正寺

変わってるなぁ、ココの本堂の前って椅子が置いてあるんだ、と思ったら、ミニコンサートが開かれるんだって。
ああ、それでか、と納得。
そうだよね、意味もなく椅子が置いてある本堂ってないよね・・・。

しかし本当に今日はいい天気だ。
景気良く風も吹いているおかげで、爽やかだよ。

見事な秋晴れ:観音正寺

本堂横からの見晴らしもいい。

遠景:観音正寺

夏だったら、そらもう暑くて仕方がないだろうなぁと思うけれど、晴れの日だって、この時期にもなると本当に気持ちいい。
すっきり爽やかな気持ちで、本堂に行こうと思うと・・・
あ、そだ。
ミニコンサートするんだ。
正面は完全にコンサート用に仕切られていて、正面から本堂に入れない。
すると『本堂へは右側からお入りください』との立て看が。
おお!そうか、では右に回るべ、と本堂の右側へ行こうと・・・

本堂右手:観音正寺

なんじゃ、こりゃ?!

一面の白い岩。
良く見ると

あ、人魚だ:観音正寺

あ、人魚や。
観音正寺の縁起で聖徳太子が人魚に懇願されてここに堂塔を建立したってんだから、その人魚だね、コレ。
へぇ、前世が漁師だったと言う話なので、もっとごっついガテン系の人魚かと思ったら・・・。
というか、そういうヴィジュアルの人魚って人魚って認識されにくいか・・・。(納得)

そこに小さな祠があった。

祠の中は・・・:観音正寺

中は暗くてよくわからなかったけれど、形からなんとなく魚濫観音様かなぁと思うんだけど。

岩の上には観音様達が!

観音様だ!:観音正寺

一番前の観音様の足元からは水が出てきている。
本堂が焼けてしまったので、今度は観音様が守ってくれるさ!ってな感じの水みたいに見えたのはおいらだけだろうか。
何でこんなに複数観音様が乱立しているのかはわからないが、なんか格好いい。
秘密戦隊みたいだ。←古い。

さらに奥に進むと、凹んだところに魚濫観音様が。

魚覧観音?:観音正寺

奉納された物とのことだけれど、何でこんなに端っこにって感じ。
観音様に踏みつけられた魚が水を噴出しているのが妙に印象に残る・・・。
これがまた綺麗な御身足で魚踏んでるんすよ、観音様。
そらもうギュ!ってな感じで。
う~~わ~~~ごっつ気前良く踏んだはるわ~~~と話しかけた姉りんはお参り中だったので、しこたま怒られた・・・。
とほほ。

気を取り直して、本堂へ入る。
本堂の右手で杖を傘立てに立てて、靴を脱いで上がらせていただく。
ほほう、新しいぞ~~。
木の色が目に優しくて、綺麗だなぁ。
平成5年に本堂が焼けてしまったので、平成16年に落慶したばかりのニュー☆本堂なのだ。
でも残念な事に、本堂全焼の折、ご本尊も「寺立ててんか~」と頼んだ人魚の物とされるミイラも焼けてしまってないのだそうだ。
う~~ん、ミイラスキーなおいらとしては、非常に残念である。
さても、綺麗な外陣には販売物が沢山置かれていて、特に気になったのは半分に分かれるお守り。
片方に祈願文を書いて結縁柱にくくりつける。
もう片方はストラップにして日々持ち歩くという物。
いいなぁ、このストラップの相方は観音正寺にいるんだぜ?みたいな。
ちょっと欲しくなっちゃったが、なんてったって今まででもけっこうお守りやらなんやら買っちゃっているので(特に弁財天関係・・・バカバカ!おいらのバカ!!)我慢することにした。うむ。

壁の梁の上にはグルリと二十八部衆。
これも新しい仏像なのだけれど、かっちょいいったらない。
グルグルお堂を回りながら、一つ一つうっかり見て回りそうになっちゃったい。
前述の結縁柱はお賽銭箱の右に立っている。
節には梵字の金具留がついていて、節だけ金色でなんかアートだ。
しかもこの柱、上のほうに風神雷神が取り付いているのだ。
風神は逆さまになりながら、雷神は片足上げた状態で柱に立っている。
この二神も色目が非常に良い。
う~~ん、全体的にクラシカルアートって感じか?
新しいんだけれど、少し古い匂いがして、それがアンバランスでいい意味での違和感を感じさせるんだろうなぁ。
けっこう好きだな、このお堂。
新しいのに妙に落ち付くったら。

さぁ、結縁柱には結縁紐が結わえられている。
その結縁紐を今度はニギニギしにいくために、外陣よりご本尊にご挨拶を・・・

って

デカっ!!!!

新しいわ、デカいわ、迫力あるわ。
約6.3m、白檀の寄木造の十一面千手観音座像。
白目がすんごく白くて、ギョロっと見られているような感じがする。
新しくて、本堂と同じく木の色が綺麗。
この観音様が、これから100年も200年もここからお寺を、人々を見守っていくのかなぁと思ったら、100年後、200年後、この仏様がどんな風に表情を変えていくのか見てみたいなぁなんて思ってしまった。
今まで回った所のご本尊も、最初はこんな感じだったんだろうなぁって。
それが年月を経て、人々の信仰を受けて、今おいらがお会いするようなお顔になったんだろうなぁって。
なんだか、今までお参りして来た観音様達の昔と今をつなぐような気持ちにさせてくれる。
100年後、200年後、このご本尊を見た人は、おいらが今まで見てきた観音様達を見た時と同じ様な感想を持つのだろうか・・・な~~んて。
しかしホント、感慨深いなぁ。

さてもこのご本尊の脇侍は左が吉祥天、右が婆薮仙人で、これらももちろん新しい。
けど、実際の人間より高い像なので、迫力もあれば存在感もズド~ンとしている。
これだけの新しい仏像を見る機会というのも、あまりないだろうなぁ。
なんか、すごい体験をしているような気分になる。

どうでもいいことだが、ご本尊の右の上から2番目の手に満月の中でウサギが持ちついているモチーフが乗っている。
左の上から2番目には満月に八咫烏が乗っている。
妙に可愛いので、妙に気になる・・・。
昔の神仏混交のなごりなのかなぁ?

と、外陣からしっかりとご挨拶&拝観をした後はレッツ内陣拝観!
外陣の一番奥、ご本尊向かって左奥で拝観料300円を払って、リーフレットと

パンフレット以外の拝観セット:観音正寺

和紙で出来た散華と赤とオレンジの2色の糸をもらった。
「ご案内しますので、あちらで少々お待ちください」
え?ご案内?
と思っていたら、寺務所の職員さんなのかなぁ?がやってきて、2色の紐をおいらのリーフレットからす~~っと抜くと、おいらの左手にくくってくれた。

結縁紐:観音正寺

続いて姉りんもくくってもらう。
後2組の方と一緒に右手の引き戸から内陣へ。
入る前に職員さんが、以前長谷寺で掛けてくれたみたいに、頭に水をぺぺぺっとかけてくれた。
またもや水をかける時に使っていた道具を見損ねた・・・。
ちぇ・・・。

内陣に入ると、まずはご本尊を横から鑑賞。
職員さんがご本尊の説明をしてくれた。
千手観音様と言うけれど実際には1042本あるのだとか。
白檀でご本尊を作るには大変な苦労があったという話もしてくれた。
輸出を止めているところを何度も足を運んでお願いして23トン出してもらったんだとか。
いやもう23トンとか言われても全然想像つかないんだけれどね。
しかも、大きな木じゃないので、寄せまくって作っているので腕も足も組み合わせた線が沢山入っている。
でも、良く見ないと気がつかないかも?上手に作ったものだ。うむ。
さらには実際にご本尊を作る際に使った白檀の木片を嗅がせてもらった。
なんかくすんだ甘い香りがしたよ。
う~~ん。燃やすといい香りがするのかなぁ?おいらイマイチいい香りって思わなかったんだけどなぁ。
ヒノキの香りの方が好きだなぁ。うん。
檜の花粉はアレルギー起こすけどさ。うん。

そのまま進み、裏手に回った所の壁面に十一面どころじゃない顔を頂いた観音様の曼荼羅が。
「これだけ顔が乗っている絵というのは珍しいんですよ」
うん、なんかすごいもんね。
顔のタワーって感じ。

その下にガラスケースに納められた綺麗な綺麗な可憐な可憐な十一面千手観音立像があった。
小さいけれど、本当に細かい所まで彫られていて、手に持っている御数珠まで一粒一粒確認できる。
ひぇ~って感じの細かさである。
ガラスケースに収められているのは、ちょっと何かに当たっただけでも折れてしまう危険性があるからだそうだ。
納得である。
もんのすごい繊細なんだもん。
ああ!可憐だ!!!って感じで。うむ。

で、実はコレがご開帳(?)なのだ。
おいら達がさっきまで見ていた6.3mのご本尊は常時拝観可能で、今回何が特別公開なのかっていうと、この観音様なのだ。
この観音様は、本来はご本尊の体内に納められている胎内仏なのだ。
だから普段は表に出てこない観音様なのだ。
コレであったか!!!!

そうか~~~おいらてっきり常時、あのデカいご本尊の前に御簾とか下ろして見えなくしていて、今の時期だけ御簾が上がっているとかそんなんだと思っていたよ。
そうか~~~こっちがメインイベントだったのか~~。

ちなみにこの十一面千手観音立像は焼失前のご本尊のお姿を再現した物だそうだ。
「生まれ変わりの観音様なんですわ」
・・・なるほど、まだまだ赤ちゃんだから、小さくて可憐で守って上げたくなっちゃう観音様なのね。
などと、罰当たりに思ったおいらであった。

次はご本尊の丁度裏側の壁面に掛けられている掛け軸2本。
左は三十三所の観音様が描かれていて、中央に釈迦三尊と下方中央に聖徳太子というラインナップ。
これって観音正寺の掛け軸なのね~~ってわかりやすい要素を突っ込んだ掛け軸なのね、と納得。
右は千手観音様。ご本尊と同じく吉祥天と婆薮仙人を脇侍としているので、やっぱりこれも観音正寺仕様なのねん。
なるほどなるほど。
どちらも室町時代の物だそうで、普段は奈良の国立博物館に納められているのだそうだ。
なので、本堂が焼失した際、一緒に失われずに済んだとのこと。
不幸中の幸いってものだわなぁ・・・。
何故ミイラも一緒に博物館へ・・・←ミイラスキー

ほんでもって、ご開帳の時だけ博物館から観音正寺に戻してもらうそうだ。
さらにほんでもって、ご開帳が終わったらまた博物館に戻すそうだ。
本宅と別宅と忙しい掛け軸様達のようだ・・・。

さて、さらに進むと壁面に天台宗の僧侶の掛け軸と、その手前に3つの灯火が・・・。
阿僧祗劫の法灯 と言うのだそうだ。
平和を祈念して、絶えることなく灯し続けるんだとか。
ただの火と言ってしまえばそれまでだけど、小さなお皿の油で灯されている小さな火が、なんだか頼りなくみえて、守って上げなきゃならない物のように思えたよ。
いや、おいらは参拝終わったら帰っちゃうけどさ。←おい

と、ご本尊の裏を歩いて来て、右側からご本尊の左側へと出てきた。
ここで!
先ほどもらった拝観グッズの中から、和紙でできた散華を取り出す。
この散華のご朱印を押していない方で、ご本尊の御身ぬぐいができると言うのだ!
なるほど!つまりは
お触りサービスありってことですな!!
ちゅーことで、いそいそと階段を上がってデカいご本尊の元へ。
目の前の丁度良いところにあるのはご本尊の右手。
滑らかでふくよか指なんかワジワジ散華越しに触ってみたり。
いやホント拭くというよりは、触るという方向でいってますわ、はい。
しかし、後がつかえているので、とりあえず手やら膝やら2~3箇所お触りして次の方に場所を譲る。

階段の上から降りる前に、光背の後ろを見てみた。
ご本尊の光背は千手光背で、そらもう景気良く手が生えているのだ。
その裏手を見てみると、手を1本1本差し込んでいるのが見えて、まさに文字通り生えているのね!とちょっと感激。
いや~~だってさ~~、考えてみてよ、この手、差し込む作業だけでもけっこうなものじゃない?
感嘆に値する仏像を作るという事は、感嘆に値する人の労力と想いが必要なのだなぁ、なんてしみじみ思ってみたり。

御身ぬぐいが終わると、一旦外に出る。
ココからの眺めが、また格別なのだそうだ。
確かに近江富士が見えて、綺麗だ。
うわ~~見晴らしが良いなぁと思うと同時に、そら、あんだけ登ってきたんやもん!!という達成感なんだかなんだかって気持ちもムクムクと湧き上がってくる。
いやぁ、これで高い所から広く見下ろす景色じゃなかったら!って感じだよなぁって。
しかし、本当に天気がいい。
緑も綺麗で、風が清々しい。
ウットリしていたら、職員さんが本堂の裏手へと案内してくれた。

そこには、ピカピカ新しい永代供養堂が。
檜の香りも気持ち良いお堂である。
新しいので、まだスカスカに開いていてる棚。
今なら観音様の近くの棚に置き放題!って感じである。
紹介された手元供養箱がとても綺麗でコンパクトでいい感じ。
ちょっと欲しいなぁなんて思ってしまった。


あのさ~~~職員さん・・・
気持ちは分かるけど、
説明という名の勧誘が長いよ!!

ある程度までは御付き合いしたが、ある程度のところで静かに失礼させていただいたのであった。

おいら達ね、今日はね二ヵ寺回るからね。
時間の制約があるからね。
ごめんね、ドロンパ。

本堂裏手をぐるりと回り、靴を脱いだ場所に戻ってきた。
そこには『胎内秘仏が特別公開なのよ~』という看板がちゃんと立ててあった。

ご本尊は秘仏ではないという事だ:観音正寺

・・・ちゃんと見ておけよ、おいら達・・・って感じ?

靴を履いて、さて、杖を持って・・・と見ると

姉りんの杖がない!!!

おいら達は傘立てのような所に杖を立てて本堂に入ったのだ。
おいらの杖は、置いた位置から斜めにすっ転んでいたが、なんとかあった。
しかし、姉りんが杖を置いた場所に杖はなかったのだ。
もちろん、他の所も見てみたが、姉りんの杖はなかった・・・。
似たような杖すらなかった・・・。
「誰が持っていきやがったんじゃ・・・」
本堂横にて油断も隙もあったもんじゃないとはこの事である。
「借りたもんを返されへんっちゅーのが、ものごっつい悔しいわ!」
と、姉りんは甚くご立腹であった。
というかさ!!!
杖の真価って下りに発揮されるんだよね!!
困るじゃないか!今から、あの山道をまた下るのに!!!

間違えただけかもしれないけれど、人の杖を持っていかないように!!!

っていうか、間違えようがないと思うんだけどな、どう考えたって。
ということで、下りの山道ではおいら達の恨み節が所々に落ちていると思う。
いや全く、ブツブツ言っちゃったよ。うん。

さても、帰りに寄ろうと決めた場所があった。
そう、奥の院である。
表参道を右手に見やりながら、また裏参道へと向かう。
山道と駐車場の間に看板が出ていたはず!

奥の院看板:観音正寺

あった!なにやら公開中らしいぞ!
行くべし、行くべし!!!

奥の院石標:観音正寺

道標の隣に杖を置いて・・・っと、とウキウキして登る気満々なおいら。

姉りんは少し消極的だった。
「マジで行くのん?」

何を言ったはるんですか?!

まだお昼で明るくて、御天気やから足元良くって!

コレで行かんのは、ちゃうでしょうが!!!


「登ってなんかいいもんあるのん?」
それは知らない!きっぱり

しかし、姉りんの気持ちも分からないではない。
だって

奥の院の登り:観音正寺

どう見ても怪しい・・・

しかも、天気に関係なく足元が悪そうだ・・・。
それだけではない。
立て看板には「怪我しても知らんで。自信のある人だけ行きや」ってな旨が書かれているのだ。
いやそら、普通に怖いって。

でも行っちゃおう!(いえ~~~い!!)
それがおいらという者さ♪
そんでもって、しぶしぶでも来てくれる姉りんが好きさ☆

幅の狭い階段を登るが、まぁ、気をつけていればロープに頼らなくても登れると思う。
けっこう楽しい。
鳥居を過ぎると大きな岩の前で、道は二手に分かれている・・・。
道標なんかな~~んにもない。

どっちや・・・

と左を見ると

奥の院分かれ道左:観音正寺

こっちの方が険しそうだ。
ということは、多分こっちだ!!!
というか、おいらがこっち行ってみたい!!ってことで、左へ。

こっちはさらに急だったりするが、まぁ、思ったよりたいしたことはない。
気をつけて登ったら、どうということもなかった。



先に上っていた姉りんが言った。
「あかんで、こっち行き止まりやで」
なんもないのん?
「いや、なんもない事はないねんけど、奥の院じゃないと思うねん」
おいらも少し離れた所から見たけれど、入り口に御幣が2本立っているのが見えただけである。

・・・奥の院、ここ?:観音正寺

中になんかあった?
「なんもなかったで~」
そうか~~~、なんか立て看板あるけど、奥の院とは書いてないしなぁ。
ここじゃないんか~~。

ほな、右の道か!
ってことで、戻って右の道へ。

奥の院分かれ道右:観音正寺

お!こっちは普通に歩けるなぁ。

とっとことっとこ歩いていたら、道標が出ていた。
『←奥の院 108m』

ええええ?!矢印、今来た方向指してますやん!!!

そしたら、やっぱりあそこが奥の院???

なんだか釈然としないおいら達だが、この二つしか道はないのだ。
だもんで、右が違うというならば、左のあそこが正解なのだろう・・・
納得しにくい気持ちを抑えて、ほれじゃあ戻ろうか・・・ってことになった。

やはり下りの方がヘビー:観音正寺

なるほど!!!
下りのためにロープがいるのだな!!!!

ほんでもまぁ、気をつけて下れば、あえてどうしても必要ってんでもないけど。
でもあると安心感が違うね、うん。
なんだか、ちょっと楽しい♪←目的と違う所で楽しんでいるおいら。ははは。

道標の脇に置いた杖を持って、駐車場の横からまた山道へ。
杖は下りの時に真価を発揮するのだよなぁ。
姉りんはホント災難であった。
途中でちょっとだけ杖を渡したけれど、多分、大変だったと思う。
だってさ
上りであの角度だよ?
下りの衝撃は推して知るべきじゃない?
というか
結局

帰りもやっぱり獣道・・・:観音正寺

獣道だし・・・。

途中、何組か参拝客らしき人達にあったけれど、かなり下の方でへばっているご家族ご一行を見つけた時は、どうしようかと思ったよ・・・。
まだ1/3程度ですよ、と言った時の全員のうんざりした顔・・・。
ははは。

しかし、下りは早い!
上りが約50分なら、下りは約30分ほどであった。
ちゃんと杖を返してバス停に向かい、1本早いバスに乗って駅まで戻れたよ。

さぁ!次へ向かうぞ!!

(滋賀県蒲生郡安土町石寺2)


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2009-10-08

第参拾壱番札所:長命寺・第参拾弐番札所:観音正寺【行き方】

どちらもJR琵琶湖線で、長命寺の近江八幡と観音正寺の能登川は安土を挟んで隣同士なので、朝早く出れば二ヵ寺回れるだろうという事で挑戦することにした。

な~~に、成合寺&松尾寺だってクリアしたんだ。
今回だって大丈夫だよ!

問題はどっちを先に行くか・・・なのだが、この三十三所めぐりを始める前に、ハイキング靴を好○山荘で姉りんに買ってもらったところ、店員さんが
「三十三所でちょっと良い靴がいると言ったら長命さんぐらいでしょう?」
と言っていた長命さんである。
こっちを先に、と思っていたら、観音正寺は山の上。
バス停から山道の裏参道を徒歩約50分の道のりである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長命さんの階段でガタガタになった足で50分歩くか・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・観音正寺の参道でヘトヘトになった足で階段を登るか・・・

いや、観音正寺は行こうと思えばタクシーで表参道まで行くことはできるのだ。
そしたらそこからは徒歩約8~15分で着くのだ

が!!!

時間が許す限り公共交通機関だけで行きたい姉りんとおいら!!!

ココはやはり50分歩くべし!でしょう!!!←上醍醐の苦労を忘れたか?!

ほんじゃぁ、ま、先に遠い方の観音正寺へ行って、戻りつつ長命寺へ行くという事にした。
おいらが勝手に。
毎度タイムテーブルはおいらが作るので、姉りんには朝の集合時間だけしか相談しない。
長命寺の拝観時間は17時までだ。
しかし、こっちもバス停から徒歩約20分の道のり。
帰る時間も考えると、希望としては14時半までに着いておきたい。
とはいえ、どちらも、どれぐらいの広さを持つお寺かわからないので各2時間は見ておきたい。

となると、やはり朝は少し早めに出ることとなった。
てか、ほら、やっぱりどちらもバスは1時間に1本だからね。
上手く合わせていかないとね。
うん。

おいら的タイムテーブルでは
観音正寺 10時半ごろ着→12時45分ごろ出発
長命寺  14時40分ごろ着→16時40分ごろ出発
ほら!大丈夫!
いけるいける!!!
電車の時間もバスの時間も調べたぜ!
よし!
頑張って、ちょっと・・・いやだいぶハードだけど二ヵ寺回るぜ!!!


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2009-09-21

弐拾五所目:第弐拾壱番札所 穴太寺

超天気。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いつから天気になると不安になるようになったんだろう。
小雨とか曇りの方が安心するなんて、おいらもヤキがまわったもんだ・・・。

しかし日焼けするなぁ、これ。
なんとなくなんだけど、三十三所を回っている時はあまり日傘を使いたくない。
街中の寺に行くために街中を歩いている時ぐらいはいいけれど、でも、寺の中とか山道を日傘差して歩くっていうのは、ちょっと美意識的に違うと思ってしまうのだ。
いや、どうでもいいんだけど、そんなこと。
差さなかったら日焼けするだけだし。

駅で姉りんと待ち合わせると、いつもギリギリに走ってくる姉りんがすでにいるではないか!!!
こ…怖いよ!今日はなんかいつもと違うんですが!!!
なんかいつもと違う!
いつもと・・・となんだか気になって、電車に乗り込んだ後に持ち物を確認すると・・・・
なるほど!そうであったか!!!!
そう!
この不安はデジカメを忘れたという事であったのだ・・・。

ということで、今回の画像は全て姉りんデジカメによるものである・・・。
持つべきものは同行者であることよ・・・。


さて、JR亀岡駅でいつも通りスタンプを押してもらおうと、窓口のそばに立っている駅員さんにスタンプ置いてますか?と聞いたところ・・・
「はぁ?帰りにしか押せませんよ。もう行ってきたって言うんですか?」
と高飛車に対応されてしまった。
しかし、そうなんだよな。
本当はご朱印帳を見せて、行ってきたよって証拠をかざしてスタンプを押してもらうシステムらしいんだよね。
でもさ、今まで行きしにもらっていたので、いつも通りもらおうとしたら、こういう対応をされてしまったわけだ。
で、
仕方がないので
窓口にいる駅員さんに乗り越し精算がてらお願いした。
「はいはい、ここですね~~」
と気ぃ良くスタンプを押してくれた。
ま、毎度そんなもんである。

駅を出てバス停を探す。
ちょっと迷ったが、3番乗り場、すでに穴太寺行きのバス停には列が出来ていた。
「もうちょっと後だったら、コスモスが満開になっているんですよ」
と並んでいたおじさんが教えてくれた。
そういえば、電車の窓からちらほら咲いているコスモス畑が見えたっけ。
咲き始めか、咲き終わりかと思ったのだけれど、咲き始めだということだな。うん。

穴太寺行きの循環バスが来たので、乗り込み穴太寺前のバス停で降りる。
道に出て左に曲がれば

仁王門:穴太寺

あ、到着。
ん~~15分ぐらいでついてしまったぞ。
しかも坂道もなく、すんなり平坦な道で・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なぜだろう・・・・・・・・もんのすごく物足りないと感じるのは・・・。

いいじゃないか!
ラクチンじゃないか!
何が問題なんだ??
何故試練が必要だと思うのだ?
楽な方が良いに決まってるじゃないか?!
と思うのだが、姉りんもおいらも、なんだか釈然としない消化不良な気持ちだったりするのだった。

というか、きっと達成感の問題だな。うん。

気を取り直して、証拠写真。

証拠写真:穴太寺

仁王門を通り抜けると、右手に釣鐘があった。

釣鐘:穴太寺

こじんまりとして可愛い釣鐘であるが、撞いちゃいけないそうなので、見るだけである。
というか、街中のお寺だから周囲の住民の迷惑になるからだろうなぁ。
山のお寺なら、そんなに問題ないんだろうけれど。

その向こうに御手水が。

御手水:穴太寺

手前の寄せ植えが可愛い。
寄せ植えはいいのだが、竜の口から出ている水があまりにもしょぼいので、皆たまっている水で手を洗っていた。
けど流石に溜まっている水で口はすすげないよなぁ…。

お手水から顔を上げ振り返ってみると多宝塔があった。

多宝塔:穴太寺

綺麗な多宝塔である。
定番の形だと思うけれど、ちょっと大きめなのかな?
妙に風格があって威厳のある多宝塔である。
結構好きかも。うひひ。

さておき、まずは納経所を目指す。
納経所は本堂の右手にあった。

納経所:穴太寺

いい感じの建物である。
前回が総持寺だったので、余計においら的好みの建物を見てちょっと興奮する。はふはふ。
可愛いなぁ~~~。
納経所はおばちゃん3人体制で対応していた。
前のカウンターでお軸を書いている間に、後ろでご朱印帳に書き込むという同時進行体制らしい。
前に2人で、後ろに1人控えている体制。
なるほど!
スペースの有効活用によって作業効率を高めようって魂胆だな、うん。
おいらはいつもの如くお軸はご朱印だけで宜しく、と言いおく。
毎回言っているのだ。
大丈夫とは思っていても、やはり万が一墨を入れられては困るので、毎回一言断りを入れておくようにしているのだ。
ご朱印帳もお軸も書いていただいて、いつも通りカラー御影と梵字を受け取って乾かす台へ。
ココはこんな感じ。

納経台:穴太寺

手前の2脚が広い床机台で、後ろの2台が机である。
ドライヤーは机の方に各1台、計2台あった。
姉りんと二人で乾かしていると、納経所のおばちゃんが話しかけてきた。
「そのお軸、どこで買ったん?」
あ・・・う・・・ネットで買いました・・・。
「あ、そうなんや。滅多に見いひん変わったお軸やからな、聞いてんけど。そうか、ネットで買ったんか~。」
いや、ネットで買ったから変わった物というんじゃないんだけどねぇ・・・
あ~~なんかね、10年以上前にちょくちょく見られたお軸らしいですよ。
古い物らしいですわ。
「ふ~~ん、そうなん。」
出所が知れたら、後はどうでも良さそうなおばちゃんのリアクションであった。

ふと気になったのは、納経所のすぐ右手にあるお堂

阿弥陀堂らしきお堂:穴太寺

看板も表札も出ていないので、一体どこの誰さんがいらっしゃるのかわからないお堂。
と、突然男性が納経所のおばちゃん達に声をかけた。
「このお堂って何ですか?」
「あ~阿弥陀堂ですわ~。」
「どのお堂もちょっと聞かないとわからないですねぇ。」
「そうですね~書いてませんからねぇ。」
そうか~~阿弥陀堂か~~と思いながら、なんだ~~皆『このお堂、なんだろう』って思ってるんだよね、と妙な共感を持ってしまった。

お軸をカバーに入れて、さて次に行こうかと思うと、納経所の壁板に3鉢ぐらいこんな寄せ植えが…

納経所の寄せ植え:穴太寺

可愛いしセンスがいい!
なんて綺麗なんだろう!
最初は生けているのか?と思ってみていたのだが、よくよく見ると寄せ植えだったので驚き!
誰が植えたんだろう・・・
さっきの御手水の所といい、寄せ植え名人がいるな・・・穴太寺!

姉りんと感心しながら寄せ植えを鑑賞していると
ぶぉ~~~~~~~ぶぉ~~~~~~~!
と、なにやら以前聞いたような音が突如周囲に鳴り響いた。
一体何事!と音のする方向を見ると、本堂に山伏さんが!!!

突如、法螺貝が・・・:穴太寺

法螺貝吹いてるし!!

なんか絵になるなぁ、と思い写真を撮らせていただいた。
遠くから、こっそりと・・・。
顔写してないから、肖像権いいよね??←誰に聞いている?

しかし、ココから見ると本堂の柱、歪んでいるのがよくわかるよ・・・。

歪んだのか歪んでいたのか・・・:穴太寺

歪んでると言うのか、撓んでいるというのか、微妙だけどね・・・。

そんな柱に惹かれるように本堂へ。

境内:穴太寺

実に趣のいい本堂である。
う~む、好きだなぁ。
まずは外陣から御参りする。
掛け仏が3体分あったのだが、これがそことはかなくあどけなくて可愛い掛け仏さまであった。
それにスリムだ。
ううむ、羨ましい限りだぞ。←はい?
五色の紐は3本垂れ下がっている。
ちゃんとニギニギしておかねば。せっかくだからな。うん。
ここでも寄せ植えがあちこちにあって、とても綺麗だ。
なんか、いいよね。こういう心配りというかなんというか。

それでは、ご開帳をば!と一旦本堂を出る。
内陣へ入るには、本堂左手にある書院造の建物で拝観料を払って、渡り廊下経由しなければならないのだ。
という事で行ってみると、拝観料は300円だが、他に御庭の拝観料というものがあって、これも300円・・・。
で、共通拝観券が500円・・・
ううむ、穴太寺、おぬしも商売人よのぉ・・・

ここで姉りんが突如気がついた。
「なぁ、ココ来てからさぁお寺の人って全員女ちゃう?」
ホンマや!!!???

そう言われたら納経所から拝観料の所の人まで全員女性。
男性職員を見ていないぞ、ここに来てから。
というか、男性僧侶すら見ていないぞ???
「あれなんちゃうん、男の人は全員奥で修行三昧していてさぁ、女性陣が『アホかあんたら!修行していてお金が入ってくるんやったら誰も苦労せんわ!!』って立ち上がったんちゃう?」
う~~ん、京都の女は強いからなぁ。
いやでも真相はどうなんだろうねぇ。

などと話しつつ、渡り廊下を渡って内陣へ向かう。
向かうのはいいのだが・・・

年間何人滑っているのだろう・・・:穴太寺

この傾斜はどうよ?!

階段じゃなくて、廊下なのだ。
皆靴を脱いでいるので、靴下なのだ。
滑りそうで怖いのだ。
年配の方などは「うわうわ」言っている。
・・・これも修行なのか???
いや、おいらは滑りませんでしたが・・・。

もしかしたら、これってお浄土に昇っていく疑似体験なのかしら?と思わないでもなかったのだが、この廊下の根元から寺社縁起についてのインフォメーションテープがず~~~~っと流れていたので、一気に世俗的。
せっかくの舞台効果がア~~~ウチであった。
が、とかくうっかりさんなおいら達にはよかったのかもしれない・・・。
予備知識があると前回みたいに玉の輿をお願いし損ねるとかなくなるものね・・・
ふむふむ・・・
女人安産、病気平癒ですか~~~~。
いや、とっても大事です。

内陣に入るとすぐ左手に不動明王と…阿弥陀様??←自信なし
網がはっている所があるので、網越しに厨子に入っている二体の観音様へご挨拶。
厨子は3つあって、左右に聖観音様が、中央には絶対秘仏の薬師如来様がいるそうだ。
左右の厨子は開いていて、垂れ幕越しに金色の胴体が見えるものの、網の向こうからではお顔は見えず・・・。
まぁ順路に沿って歩けば、すぐ側まで行けるようなので、そのまま内陣の右手へ移動。
見上げると天井画がとても可愛らしいのに気付いた。
花天井かな?と思ったら、鳥さんもあるしモザイクみたいなデザインもあるし、ちょっとキュートレトロな天井画であった。
色目もね~いい感じであせているので、落ち着いた感じがええのんよ。
ぼ~~~と見ていられそうである。

さぁ内陣右手にやってきたら、穴太寺の一押し!釈迦涅槃像があるのだ!
像の手前の壁になにやら板書(まさに板に書いてある)が掛かっているのだが、暗くて読めない・・・。
どうもご利益の話みたいなのだが、断片的に読めた部分は『天満天野の女…孫娘・・・治った』。
うん、病気平癒だな!

と、壁に近づくと、ちょっと引くほどにビッチリと身代わり地蔵様が奉納されている。
棚状になっている所にビッチリと。
ガラスでカバーされている中にビッチリと!!!←しつこいよ。
いやでも本当に一瞬引いたっす。
怖いというか、やはり仏像とはいえ、同じ形の物の同じ様な目が一斉に同じ方向向いているって、その方向に立っていたら、怖いよねぇ、なんとなく。
でもまぁ、これも寺社縁起に由来しているのね。
でも、縁起では身代わりになったのは観音様だったけど…。

その壁の向こうに涅槃釈迦像があるのだが・・・
いやぁ、壁のお地蔵様群にもビビらされたが、涅槃釈迦像も思わず二度見してしまう意外な状況!!!

うっわ~~~~~~~!!!!

めっちゃ素で、普通の布団被ったはる~~~~~!!


そうなのである。
このお釈迦様、横になっているのは良いのだけれど、ちゃんと布団を被っておられるのだ。
しかも微妙に丈が短い布団なのだ…。
で!このお釈迦様は病気を治して欲しい箇所を触るとよいのだというが・・・
えっと、胸元まですっぽり布団を被っているので・・・

それより下の部分は布団をめくらなければならないのだ!!!

足だとか、腰だとか触ろうと思ったら、ぺラリと布団をめくって手を突っ込んでまさぐるか、あるいはがばぁ!と布団をはいでなでくりまわすかしなければならないのだ!!!

ん~~~~やんらしい・・・。
ん~~~~~~~~やんらしい・・・・・・・

清らかに眠っているお釈迦様に、なんていう不埒な!!!


それだけではない!!!
横になっているおしゃか様の向こうには、お迎えに来たのか?!とビビってしまう阿弥陀様ご一行が!!!
見てる!
こっちを見ているよ!!!
お釈迦様に触ろうとするおいら達を見ているよ!!!!

いやいや、このちょっとした背徳感がまた堪らない人には堪らないのかもね、などと言いながら、姉りんと二人、ぺラリと布団をめくって、手を入れさせていただいたのであった。
申し訳ないっす、お釈迦様…。

余談だが、この布団は病気が治った方々がお礼として布団をお釈迦様に贈ったのだそうだ…。


・・・・・・・・・・・・・・病気が治ったのはめでたい事だ。



お釈迦様にお礼を言って、厨子の前へと進む。
よ~~しよしよし、メインイベントだ。
二つの厨子に二体の観音様。
向かって右がお前立ちで、左がご本尊と聞いた。
しかし、お前立ちの方には胸元に北斗の拳か?と突っ込みたくなる金箔の落剥が二ヵ所あるものの、ご本尊の胸元には何もなかったように思うのだが。
もし、お前立ちにだけ胸元に穴を開けたのなら、ちょっとあざとくない?とか思ったり?

ご本尊とお前立ちが一緒に見れる際の、おいらの楽しみは見比べである。
こっちはこうだけど、こっちはこうね~~と観察するのが結構楽しい。
今回はお前立ちの方がどっしりした感じで、ちょっとおっさんが入っている観音様。←どんな表現や…
ご本尊の方は少し女性っぽくてしなやかな感じがした。
でも、基本的には、当たり前だけど、双子のリリーズであった。
キンキラキンの胴体なのに、どちらも髪は青黒いので、ちょっと驚いてみたり。
へぇ、全部キンキラキンじゃなくって、髪だけ色つきなんだ~~~って。
でもまぁ、やっぱりご本尊の方が好みかな?おいらは。←拝観の意図がそもそも間違っているな。

しみじみと観音様を堪能した後は、またもや先ほどの勾配の急な渡り廊下を・・・今度は下って書院へと渡る・・・。
こ・・・怖い。
上るよりも、やっぱり下る方が怖いなぁ・・・。
皆様も、この傾斜を下る際は慎重にね・・・すっころぶでないぞ~~。

そのまま、書院の中を突っ切って御庭の縁側に腰掛ける。
書院の御部屋もゆっくり見たいのだが、まぁそれは後にすることにして、まずは京都府の文化財である御庭を鑑賞。
小さい御庭である。
左手に多宝塔が見えて、御庭に風情をプラスしている。

御庭から多宝塔を望む:穴太寺

手前に池があって、右手に菖蒲が群生しているので、花が咲いたらさぞ綺麗だろうなぁと思うのだが、いかんせんタイミングが悪く花が全くない色気のない御庭になっていた。

その時
ふわ・・・といい香りが・・・。
え?キンモクセイ?
早くない?

思ったのだが、小さい庭にキンモクセイらしき木は見当たらない。
ううむ、おいらだけか?
まだ時期が早いしなぁ、おいらのドリームなのか?と思っていたら、姉りんが見つけてくれたよ、キンモクセイ。
低木でチマっとした木だったので、周囲の中背の木にちょっと埋もれ気味だったのだ。
それに咲き始めのようで、あのオレンジの花もちょっとしかついていなかったので、よけいに目立たなかったようだ。
でも、いい演出だなぁとうっとり。
目での楽しみが少ない時期は、香りで楽しませてくれるとは、この御庭、流石は府の文化財である事よ。うむうむ。

しかし、来た時、仁王門が道路に面していて、バス停からすぐに到着した立地だけあって結構車の音や人の話し声が!
仕方ないんだけど、もったいないなぁって気分。
これで周囲が静かだったら、ものすごく気持ちのいい場所だろうになぁって思ってしまった。

いう事は、逆に言うと、おいら的にはちょっと落ち着かなかったので、そそくさと御庭を後にして、今度は御部屋を見せてもらうことにした。

欄間が大きめなのが特徴なのかなぁ?
結構見ごたえのある大きさで、彫りも豪勢で豪快であった。

この欄間、いいよねぇ?:穴太寺

御庭に向かって左手に小さな部屋があり、なんと!縁側バルコニーって感じのものがついているではないか!
しかもそこにはテーブルと椅子が置かれていて、うっかり座ってくつろいでしまいたくなるいい雰囲気。
外は塀越しに見えるので、近くを歩く人は見えずに本堂や境内を眺めることが出来る。
ん~~~いいなぁ~~~。うっとりである。

襖絵や床の間の違い棚なんかも結構好みで良いんだけれど、見れる部屋は玄関から御庭までの数部屋のみで、すぐ見終わってしまう。
内陣を思いっきり堪能した後に来たからか、同じ値段配分としたら、やっぱりちょっと物足りなさを感じてしまった我侭なおいらであった。

しかし、そういう事も見てみないとわからないことである。
可愛い竜の欄間も見れたし。←結構お気に入り
担当の替わった拝観券係の女性(また女性だ!)に軽くご挨拶をして書院を出たおいら達。

後は~~~本道の左手にある三十三所のお砂踏みと多宝塔を見てお終いである。
多宝塔の中を覗いてみたら、中は暗くて良く見えなかったけれど、木造の仏像があるようだった。
かろうじて二体分の光背が見えたぐらいだけれど。
う~ん、なんとなく左側が如来形だったのはわかったんだけどねぇ・・・
実際の所はどうなんだろう??

ありゃ!
終わっちゃったぞ。
見終わっちゃったぞ。
という事で、今回は終了~と姉りんとバス停に向かうことにした。

向かうっていっても、門出て少し行った所にあるんだけどね。

(京都府亀岡市曽我部町穴太東辻46)


バスに揺られながら、実はちょっと消化不良のおいら達。
う~ん、いつからこんなに何かしらの苦労を期待するようになってしまったのだろう。
物足りなさがヒシヒシと・・・

だ・・・だめだ!!!このまま家には帰れない!!!!



その後、3時間ほど駅前でもらった地図を片手に亀岡の街を流離うおいら達の姿があったのであった・・・。
コレぐらいの探検はしないと落ち着かないんだよぅ!!

・・・わかってるよ・・・。
ちょっとおいら達、アホタレだよ・・・。
うん。


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